0から始めるカフェ開業のヒント#1

セミナーを受講していただいたり、私を見て独立する後押しになったと言っていただけることが沢山あり、実際に出会った方々が何人も自分のお店を開いて、苦労しながらも楽しそうな人生を送っている姿を見てきました。

本日は将来カフェを開業したいなという方や、何か新しい事をやってみたいなという方に向けて何かヒントにしていただけるようなお話をしていければと思います。

【JBAバリスタグランプリ2015・2017-第3位|IIAC-Master Professional|日本バリスタ協会認定|SCAJ認定コーヒーマイスター】
プロのバリスタとして、スタッフ教育・商品開発・店舗運営など、これまでのコーヒーにまつわる経験を活かし、事業主様の様々なお悩みのサポートをさせて頂きたいと思っております。

カフェオーナーになる為に必要な事とは?

まずまとまった資金。決断力と好きな事で食べていくという気持ち!

開業には物件の取得や厨房機器の購入など多額の出費が必要な場面が出てきます。最低でも300万円、余裕を持って始めるなら1000万円の資金は用意しておきましょう。開業資金の融資を受けるにしても、自己資金があればあるほど有利になります。

自分のお店を持つということは全てが自己判断、自己責任で決めていかなければならないので、周囲の意見も参考にしながら最後は自分の決断力を信じて突き進むというという強い意志を持ってください。

自分の好きなことで食べていくという気持ちは一番大切で、それさえあれば多少のことはきっと乗り越えられるし、自分の人生をより楽しめるのではないかと思います。

飲食経験は必要か。

無くても出来るけれど、ほんの少しでもあった方が良いと思うわ。

絶対に必要ではないし、コンセプトがしっかりしていれば0スタートをする方もいらっしゃるので出来なくはないと思いますが、やはり経験に勝るものはないので少しでも経験してからの開業をおすすめします。

専門学校などに通って知識を得たり、資格を取得して自信を持つのも一つです。

でもチャレンジする精神って年々減ってしまったり、体力があるうちの方がなんとでもなると思っているので独立を決めているなら早いうちにとも思います。

開業決意したらまずやることは?

お店のコンセプトと看板メニューを決めることかしら。

なぜカフェを開きたいのか、どんなお店にしたいのかというコンセプトを明確にしましょう。自分のお店なので自分がやりたい事をする事が後悔なく頑張れるとは思いますが、客観的にも見てコンセプトが伝わるというのは近年大切だなと実感します。

看板メニューとなる商品(何を一番売りたいか、お客さんを呼べるか)が決まれば必要な備品が決まり、最低限のお店の広さ、開業資金が必要か見えてくると思います。

やることは沢山で必ずしも計画通りにはいかず、特に物件ありきな部分も多いにあるので臨機応変にアイデアを沢山出しながら考えてみてください。

カフェオープンまでの流れ

STEP
1年〜半年前

・コンセプト決め

・メニュー決め

・必要なもののリストアップ

・エリア決め、物件探し

STEP
3〜2ヶ月前

・物件の決定、契約

・内装業者の決定、発注

・仕入れ先の決定

・メニューの価格と売り上げ目標決め

・開業手続き

STEP
2〜1週間前

・オープン準備(スタッフトレーニングやプレオープンなど)

コンセプト決め

お店のコンセプトってどうやって決めたらいいの?

自分の武器(個性)=お店の個性になるから、自分が自信を持って出来ること、物件ありきなら物件(立地)の特徴を活かせるように考えてみて。

「6W2H」で考えてみる

Why?

なぜカフェを開きたいか。

カフェを開きたい、そもそもの目的は何か自分の中でしっかりと考えてみる。

What?

どんなメニューを出したいか。

「手作りケーキを食べてもらいたい」「スペシャルティコーヒーを日替わりで飲んでもらいたい」など商品のラインナップを考える。

Where?

どこでやりたいか。

立地によって客層は大きく変わります。自分が開きたいお店と合う場所はどのエリアか考える。

When?

いつ始めるか。

オープン時期の目標が決まれば逆算して、何をしなければならないか具体的に見えてくる。

Whom?

どんな人に来て欲しいか。

ファミリー、おひとり様、ビジネスマン、カップルなど主にどういうお客さんに来て欲しいか考える。

Who?

だれと始めるか。

一人で始めるのか、家族に手伝ってもらうのか、アルバイトは必要かなど考える。

How to?

どんなカフェをしたいか。

自分が表現したい、伝えたいと思う事はどんな事で、どんな空間作りにしていくか考える。

How much?

費用はいくら必要か。

貯金だけでまかなえるのか、融資は必要かなどを現実的なラインをしっかり計算してみる。

カフェのコンセプトの一例

自分のできることや、個性を活かしたお店作りを楽しんでみてね。

移動式イタリアンバール

筆者が以前行っていたお店。

イタリアンバールのメニュー(エスプレッソメニューやピッツァなどの軽食、カクテルなど)で構成して、移動した先々でイタリアンバールを楽しめるというのをコンセプトに設計。

スペシャルティーコーヒー専門店

スペシャルコーヒーに特化して、豊富なコーヒー豆を選んだり、様々な抽出方法でバリスタのプロの技が光るコーヒードリンクを楽しめるお店。

ベーカリーカフェ

本格的な様々なパンの中から好きなパンを選んで好みのコーヒーと一緒のその場で食べられるカフェ。

テイクアウトもイートインも出来るのでお客さんの幅を広げることが出来る。

オーガニックカフェ

オーガニックな食材を使って、ヘルシーな料理やこだわりメニューで、自然が溢れるような空間で心も身体もリフレッシュ出来るカフェ。

ドッグカフェ

わんちゃんが同伴できるお店や看板犬のいるお店など。

わんちゃんグッツを販売したり、ワンチャンモチーフのメニューを作ったりしても良いかも。

サイクリングカフェ

サイクリングをする人をターゲットに旅人などが訪れ安いように工夫したカフェ。

自転車置き場を広く作ったり、海外の方のために英語表記があると分かりやすい。

古民家カフェ

古民家を活かしてレトロで落ち着く空間。

抹茶や和菓子などのメニューを取り入れた和カフェも人気。

こういうのを考える時間が一番楽しいよね!

続きは#2にて

本日はカフェを開きたいと思ったらまず何から取り組めば良いかを簡単に書いてみました。

コンセプトが決まったら次はメニュー作り!次回#2はカフェメニューについて書いていこうと思いますので、よかったら参考にしてくださいね。

バリスタルではカフェ開業に向けてのお手伝いもさせて頂いています。

資格取得サポートやコーヒーマシンや豆などの卸売りなどもありますし、選び方の相談、メニュー開発、スタッフトレーニングなど様々なお悩みに幅広く対応いたしますのでお問い合わせ下さい。

最後まで読んでいただきGrazie&Amore♡Ciao~!

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