コーヒーの主な品種

今日はコーヒーの品種についてふれていこうと思います。

コーヒーの原種は大きく2種に分かれています。

コーヒーの主な品種

コフィア•アラビカ種

イエローブルボンのコーヒーチェリー

一つはアラビカ種で全体の約6割といわれています。

原産国
エチオピア


生産国
ブラジル、コロンビア、中南米、エチオピア、東アフリカなど


品種
・ブルボン、ティピカ系の在来種(生産性が低く、病害虫に弱い)
・ムンドボーノ、カツアイなどの人口交配種(生産性が高いアラビカ同士)
・カチモール、イカトゥ、カスティージョなどのハイブリット種(病害虫に強いアラビカとロブスタの異種交配)


標高
200m-900m~1500m-2200m


葉の形状
細く小さい波状

実(チェリー)の付き方

間がなく凝縮した状態で付く


生豆
長細い楕円形、ブルボンは丸みを帯びた楕円形、厚みのない平たい形


特徴
・オイル分が多い。
・苦みと酸味のバランスがよい。
・カフェイン分がロブスタ種より少ない。

カネフォラ(ロブスタ)種

真っ赤に熟れたコーヒーチェリー

2つ目はカネフォラ種で全体の約4割程度だといわれています。

原産国
コンゴ


生産国
ベトナム、ブラジル、インドネシア、ウガンダ、西アフリカなど


品種
ロブスタ、コニロン、グアリニ
高温多湿の厳しい場所でも栽培可能で病害虫に強い。
特にサビ病、CBD(CooffeeBerryDisease)に強い抵抗力をもつ。


標高
200m~600m-1300m


葉の形状
幅が広く大きい

実(チェリー)の付き方

複数個ずつの塊で付いたものが間隔をあけて付く


生豆
厚み、丸みのある形状


特徴
ガスが多い(エスプレッソクレマが厚くなる)。
苦みが強い。
カフェイン分が多い。

リベリカ種

2つ以外にも分類されるリベリカ種などその他が1%未満あるみたい

原産国

アフリカのリベリア共和国

生産国
フィリピン、マレーシア、インドネシアなどの東南アジア

栽培
高温多湿の厳しい場所、平地でも栽培可能。
アラビカよりはサビ病に強いが耐性はあまりない。

標高
200m以下の平地でも育つ

実(チェリー)の付き方

大きさにバラツキがあり、数が少ない

生豆
大きさ等がまばらで焙煎の安定が難しい

特徴
酸味が控えめで苦みがかなり強い。

地域独特の焙煎方法がありリベリカ特有の香りのものもある。(バラコ、エレファントなど)

日本へは流通がほとんどなく地産地消やヨーロッパで消費される。

あとがき

今日は品種を大きく2つに分けて簡単に説明しました。

コンビニでも「アラビカ100%使用!」などのキャッチコピーが書かれたコーヒーを見ることも増えたのでなんとなく見たことがある方いるかもしれませんね。

アラビカ種の方が高級で良い豆というイメージはあながち間違いではないかもしれませんが、イタリアンエスプレッソではロブスタ種の配合が大切な場合もあったり、品種改良や突然変異のいいとこどりの品種だったりもあるので一概に品種だけでは甲乙つけ難いのかなとは思います。

ただ、品種のお話はコーヒーの味に大きく関わる事なので皆様がコーヒー沼にハマった頃にまた深掘りした記事を書いていこうと思います。

最後まで読んでいただきgrazie&amoreです♡
それではまた次回ciaociao〜!

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