今では生活の一部となっているコーヒーですが、一体何年前からあるのでしょうか?
今日は諸説あるコーヒーの起源について、2つの伝説をお話ししたいと思います。
キリスト教
コーヒーの起源は諸説ありますが、一番有名なのはこのお話し。
西暦850年頃、エチオピアのカッファで発見された説です。
ヤギ使いのカルディという人が、ヤギたちが赤い木の実を食べて興奮し、夜になっても眠らないことに気がつきました。
木の実を修道院へ持っていき、僧侶達はその赤い実からつくった苦い飲み物を飲むと、眠くならずに長時間祈りを捧げる事ができました。
それを知った貿易商や密輸入業者が広めたと言われています。
確かよく行くショップのKALDIさんのお洒落な壁画にもヤギのイラストがあったわ。
もしかしたらカルディ伝説からきたのかもしれないわね。
イスラム教
二つ目のお話しは13世紀のイエメン共和国モカでのお話し。
13世紀のモカでは疫病が流行っていました。
イスラムの僧シーク・オマールは祈祷を捧げ住民の疫病を癒していました。
領主の娘までも疫病にかかってしまい、オマールが同じように祈祷を捧げにいったところ、なんとその美しい娘と禁断の恋に落ちてしまいました。
身分違いの恋は決して許される事はなく、激怒した領主にモカから追放されてしまいました。
山中を彷徨い身も心もクタクタになり、空腹で限界になったとき、小鳥が赤い実をついばんでいるのを発見しました。
赤い実を一口食べてみたところ、飢えや疲れが一気にとれ力が湧いてきました。
この実はすごい!とこの不思議な赤い実を町へ持ち帰り、煮てスープをつくり病気の人々に配り、治癒させることが出来ました。
沢山の人々から再び聖人として感謝され、街へ戻る事を許されたという伝説があります。
この煮汁が後にコーヒーといわれるものになったそうです。
禁断の恋の味は「甘酸っぱくてほろ苦い」と広めたのもきっとオマールね。
あとがき
時代も場所も別々で諸説ありますが、コーヒーを飲む目的が「眠気覚まし」だったり、「活力が湧いてくるもの」だったり、現在と精通するものがありますね。
色々な国で薬として飲まれた歴史もあり、1000年以上も前からあったとされるコーヒーは人々の暮らしと生活を支えてきたかけがえのない物だと思います。
コーヒーの歴史を知ると新しい発見もあって、コーヒーライフをより豊かにしてくれますね。
ということで本日はコーヒーの起源について簡単にお話しさせていただきました。
また少しずつコーヒーの座学や実践的なお話も記事にしていこうと思いますので、楽しんでいただけたら幸いです。
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最後まで読んでいただきAmore&Grazieです!
それではCiaoCiao~
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