BAR(バール)・Barista(バリスタ)とは【イタリアン講座】

minarai君はBarって行ったことがある?

えっとバーはあるけどバール?はないかな…あっでもスペインバル風居酒屋ならあるよ!

そうよね、バールって呼び方は日本ではあまりされないものね。今日はイタリアンバールについて話していくわね。

BAR(バール)とは

発祥・語源

語源はアメリカ西部のBAR ”バー”

イタリア語読みで”バール”

カウンターの足や肘を置く棒からそう呼ばれるようになりました

人や動物達の憩いの場で「とまり木」のような場所

イタリアンバール

立ち飲み式コーヒーショップ (座る席も含む)で、アルコール類も提供します。

朝食、簡単な軽食、バー利用など、様々な目的に合わせて利用出来るようになっています。

立ち飲みはセルフサービスで座る席(テラス)はフルサービスの場合があり値段も変わります。

イタリアンバールの種類

バールには専門店の種類によって呼び方が変わるの。いくつか紹介するわね!

ほとんどのバールにエスプレッソマシンがあってカウンターで食べたり飲んだりできるんだね。美味しそう…

お菓子、パン専門店→『パスティッチェリア』

ジェラート専門店→『ジェラテリア』

ピッツァ専門店→『ピッツェリア』

セルフサービスで値段が安い店→『ターボラカルダ』

ワインが豊富→『エノテカ』

レストラン→『リストランテ』

ちょっと大衆向けレストラン→『トラットリア』

居酒屋、最近は食事メインなところも→『オステリア』

上記は単独で専門店としてある場合もあるし、エスプレッソマシンがあってバールと合体しているところもあります。

でもピッツァはここで、ジェラートはここで、お酒はここで、エスプレッソはここ!という風にMioBar(ミオバール)と呼ばれる個人のお気に入りのバールや専門店はしごをする場合が多いようです。

日本のキヨスクやコンビニのように新聞や雑誌、ちょっとしたチョコやガム、お土産などを買ったり、道をきいたり、トイレを借りたりする場所という使い方もされています。

実際イタリアに行った時にトイレが全然なくてバールで借りられる事を知っていたから救われたことが何度もあったから、覚えておくといいわ。

Barista (バリスタ)とは

今でこそバリスタという言葉が世の中に浸透してきた気がしますが、数年前にコーヒー講習会を行った時には参加者の方々に「バリスタは何をしている人かわかりますか」と尋ねると「ネスカフェのマシンを売る人」「コーヒーの…?」などと答えられる方が少なくありませんでした。

企業の宣伝力すごい…でも実際バリスタってずっとラテアートする(コーヒーに絵を描く)人だと思ってきたかも。

確かにそのイメージが強いし、コーヒーのプロってことは何となくわかるけど何をする職業かはっきりしていない方も多いと思うから説明していくわね。

Bar (バール) +  ista (イスタ):人

バールの人

元々はイタリア語でバールでサービスをする人を指す言葉で、エスプレッソマシンを自在に操れる職人、お酒・カクテルやシェーカーも振れるバーテンダー、お客さんに合わせた接客ができるサービスマン、簡単なサンドイッチなどの軽食も作れる調理人でもある職業とイタリアで始まった職業になります。

コーヒーだけじゃなくお酒や食事も作れて、サービス(接客)もできなきゃいけないよね。ラテアートだけじゃお客さんはずっとは中々来てくれないもんね。

良いことに気がついたわね。技術力はもちろんだけど、アモーレ(愛)が大切だと言い続けているのはバリスタの仕事はコーヒーを淹れることだけじゃないと思っているからなの。

サービスがメインだから焙煎はしないの?あと味利きできるの?ともよく聞かれる。

そうね、日本では焙煎士(ロースター)もしてバリスタもする二刀流の方もいるけどそれぞれ仕事内容も職種も違うわね。味利きもそれぞれ出来るけどコーヒー鑑定士や輸入業者に味利き専門のプロ資格を持った人もいるから、また後日紹介するわね。

逆にコーヒー=バリスタって言葉が広まった分詳しくは分からなくなっちゃってるかもね。バリスタの話に戻るけどイタリアではバリスタってやっぱりかっこいい職業という認識なの?

イタリア人の友達が「イタリアはプライベートが優先な人が多いけど、バリスタだけは朝から晩まで最も真面目に働いている人で凄いしかっこいい」と言っていたことがあったわ。

あとがき

数年前イタリアに初めて行った時にイタリアーノおじさんに「私はバリスタで大会で日本3位になったことがある」と話したら「日本にバリスタがいるわけないから嘘だ」と言われたことがあります。

その言葉にはイタリア人のバリスタへの職人としてのリスペクトだったり、イタリアンバールの文化、自国愛だったりが詰まっている気がして確かに私はまだまだだな、もっと精進しよう!…と深く胸に刻んだ出来事でした。

あれから数年経ち今は始まりの国へのリスペクトを持った上で、自分なりにバリスタという職業を価値あるものとして誇りを持って名乗るようにしています。

飲食業界に飛び込むと決めた時に友達に「飲食なんか…」と見下されるような事もありましたが、自分が好きだと思う事をひたすら一生懸命に信じてやってきて、今は「かっこいいね」とリスペクトしてもらえるような職業になれたなと感じています。

私がバリスタという職業に興味を持ったときにはコーヒーの勉強をしたくても教えてもらえる場所というのは都会に出ないとありませんでした。その時は上京できる環境だったので田舎を出ることできましたが必ずしもそれが可能な人ばかりではないのかなと思っています。

これからバリスタを目指す人のコーヒーの勉強をしたい人、カフェを開きたい人の夢のお手伝いを少しでも身近な存在として出来たらいいなと思ってこのサービスを始めました。

サービス料金は安くは無いかもしれません、でもバリスタという職業で同じくらいの価値でやっていってほしいと思うので適正な価格だとも思っています。

コーヒーの勉強するためにお金と時間のほとんど費やしてきたから身についたものもあるのかなと思っています。

脱線してしまいましたが…本日はイタリアンバール、バリスタについて簡単にお話しました。

筆者の愛するイタリアにも興味を持ってもらえたら嬉しいなと思います。

最後まで読んでいただきGrazie&Amoreです♡それではCiaoCiao~!

バリスタルのサービス

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