「SCAJ」スペシャルティコーヒー協会・バリスタ資格#3

先日はJBA(日本バリスタ協会)IIAC(イタリア国際カフェテイスティング協会)についてお話しましたが、本日は『SCAJ:日本スペシャルティコーヒー協会』の資格の取得について書いていこうと思います。

近江香織|Baristal

【JBAバリスタグランプリ2015・2017-第3位|IIAC-Master Professional|日本バリスタ協会認定|SCAJ認定コーヒーマイスター】
プロのバリスタとして、スタッフ教育・商品開発・店舗運営など、これまでのコーヒーにまつわる経験を活かし、事業主様の様々なお悩みのサポートをさせて頂きたいと思っております。

SCAJ:日本スペシャルティコーヒー協会とは

日本スペシャルティコーヒー協会(Specialty Coffee Association of Japan、略称SCAJ)は、日本のスペシャリティコーヒー業界の振興と発展を目的として設立された組織です。

スペシャリティコーヒーは、高品質なコーヒー豆を使って丁寧に焙煎・抽出された、風味や品質に優れたコーヒーのことを指します。

SCAJは、スペシャリティコーヒーの普及や品質の向上、関連する研究・情報の提供などを行い、業界の発展をサポートしています。

また、スペシャリティコーヒー愛好家や専門家のネットワーキングや交流の場を提供することも目的としています。

コーヒーマイスターやQアラビカグレーダーの資格取得、各種セミナー、年に一度の大展示会、競技会なども行っているわ。

コーヒーマイスター

コーヒー・バリスタの資格

コーヒーマイスターとは

コーヒーの飲用者にそのおいしさや楽しさを伝えるプロフェッショナルを養成するための資格認定制度として「コーヒーマイスター養成講座」というのがあり、講座(実技、カッピング有り)を受けた後に試験(別日)に合格すると「コーヒーマイスター」の資格を取得することが出来ます。

今のところ「コーヒーマイスター養成講座」は春と秋に東京と関西で開催(福岡等、他の地域は不定期開催)されているようです。

知名度もある資格で実技試験も無く初心者向けなので、コーヒーの資格取得に迷ったらまず最初に取ると良いわ。

取得方法

SCAJ会員→②養成講座受講→③自宅学習→④試験→⑤合格「コーヒーマイスター」認定

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SCAJの会員になる&講座受講申込

コーヒーマイスター養成講座の受講資格はSCAJの会員(個人or法人)であることが必要です。

会員になっているとマイスター講座の開催のお知らせメールが来てそこから申し込み出来ます。

定員も限られているので基本SCAJ関連の申し込みは受付開始時間から、ポチ合戦(即申込)が必要だよね。

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養成講座受講

講座申込ができたら協会からテキストバインダーとカッピングスプーン、受講票などが届くのでそれを持って養成講座を受けます。

座学と実技(カッピング)が3時間程あります。

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自宅学習

テキスト到着から試験までの期間が3ヶ月程あるのでテキスト120ページ程の内容を自宅学習します。

テキスト巻末の問題集を完全に覚えて半分位はOKで、アプリで自作問題を作ったりして隙間時間にちょこちょこ勉強したよ。

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試験

試験は筆記試験のみ。

100問(1問1点)で60点以上で合格。

合格率は70%前後。

ここでる?みたいなところも出たから油断大敵!

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合格「コーヒーマイスター」認定

2〜3ヶ月位で結果が届きます。

筆者はその時期超多忙な秋だったのでほぼ一夜漬けで…74点で合格しました!

平均点は69点だったので今回の受講者は殆ど合格したのではと思います。

後悔しているのが、合格するともらえる認定証に入る写真を適当な写真にしてしまった事…。

費用

¥39,000(テキスト・カッピングスプーン代、実技講習料、認定試験受験料、消費税、送料含む)

試験代も込みで、不合格の場合は再試験¥10000

会員費は会員種別により別途、マイスター更新料(¥10,000:3年間)

各種競技会

コーヒーの抽出別、焙煎などに分かれてたくさんあるわ。国内大会で優勝すると世界大会にも出られるの。

①ジャパンバリスタチャンピオンシップ (JBC)

エスプレッソマシーンを使用してエスプレッソやオリジナルコーヒーなどを抽出し、プレゼンを行う一番花形の大会。

②ジャパンサイフォニストチャンピオンシップ (JSC)

サイフォン器具を使って抽出し、プレゼンを行う。

③ジャパンラテアートチャンピオンシップ (JLAC)

自分で決めたテーマに沿ってラテアートをし、プレゼンを行う。

④ジャパンカップテイスターズチャンピオンシップ (JCTC)

カッピング(テイスティング、味利き)をして、正解数を競う。

⑤ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ (JHDC)

ハンドドリップで抽出し、プレゼンを行う。

⑥ジャパンコーヒーイングッド スピリッツチャンピオンシップ (JCIGSC)

オリジナルコーヒーカクテルを作り、プレゼンを行う。

⑦ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップ (JCRC)

事前に提出した焙煎プロファイル通りの焙煎が行えるかなどを競う。

⑧ジャパンブリューワーズ カップ (JBrC)

好きなコーヒー器具で抽出し、プレゼンを行う。

すごくざっくりな説明だけどこんな感じで沢山の大会があるわ。各自予選もあって、申込者が多数なので0次戦突破さえ難しいと巷では言われているみたい。

あとがき

本日はSCAJ(日本スペシャリティコーヒー協会)の資格について簡単にお話しました。

コーヒー業界では有名な協会で資格の知名度も高いし、コーヒーマイスターは座学に特化しているのでこれからコーヒーの勉強を始める方もベテランの方にもオススメの資格です。

お客様からも「かっこいいバッチ付けている!プロの方!」と専門家としてみてもらえるのでお店の差別化のも繋がると思います。

バリスタルでは相談に応じてスタッフトレーニング、開業、資格取得、大会練習サポートなども行っているのでお悩みなどありましたら、お問い合わせください。

最後まで読んでいただきGRAZIE&AMOREです♡

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