コーヒーに合う水とは【バリスタ講座】

当たり前なのですが、清潔で新鮮な水を使用することが重要です。

不純物や異物が含まれている水は、コーヒーの風味を損なう可能性があります。

沸かしっぱなしの水や朝一番に水道水から出す水は、前日から水道管にたまっていた水なので使わないほうが無難です。

浄水器を通したり、ボトルウォーターを使うなど、高品質の水を選ぶことをおすすめします。

水の硬度（ミネラル含有量）は、コーヒーの味に大きな影響を与えます。

一般的には、硬度が適切な範囲（中程度の硬度）の水が最適です。（中軟水or軟水）

硬度が高すぎると、コーヒーの風味が鈍くなり、苦味や渋みが増す傾向があります。（硬水）

一方、硬度が低すぎると、コーヒーが酸味の強いものになる可能性があります。（超軟水）

硬度の調整には、浄水器や専用の水処理装置を使用することができます。

市販品には硬度が表記されているので買う前は確認してみてください。

県、地域によってもかなり違うので自分の住んでいるところの水の硬度を調べてみても面白いです。

pH値も重要な要素です。

pH値が適切であることは、コーヒーの風味に影響を与えます。

一般的には、pH値が中性（7）からわずかに酸性寄りの水が望ましいとされています。

水の温度も抽出の品質に影響します。

一般的には、コーヒーの抽出には90°Cから96°C程度の温度が適しています。

水が煮沸した直後の温度ではなく、少し冷ましてください。

個々の好みによっても水の選び方は異なります。

風味や特性に関しては個人の好みが重要ですので、異なる水を試してみて、自分の好みに合った水を見つけることをおすすめします。