エスプレッソデー【バリスタ講座】

4月16日は実はエスプレッソの日』と呼ばれています。

最近ではほとんどのカフェでエスプレッソが扱われるようになり、コーヒーライフに当たり前のようにとけ込んでいるなと感じます。

しかし、本場のイタリアンエスプレッソを飲み歩き、国際エスプレッソテイスティング協会の資格を全て取得したイタリア被れバリスタからすると、まだまだ世の中の人はエスプレッソのことをきっと知らない、もっと知って一緒に沼ってほしいのでエスプレッソの魅力をお伝えしていこうと思います。

※本記事はプロモーションを含みます

この記事を書いた人

近江香織|Baristal

【JBAバリスタグランプリ2015・2017-第3位|IIAC-Master Professional|日本バリスタ協会認定|SCAJ認定コーヒーマイスター】
プロのバリスタとして、スタッフ教育・商品開発・店舗運営など、これまでのコーヒーにまつわる経験を活かし、事業主様の様々なお悩みのサポートをさせて頂きたいと思っております。

エスプレッソとは

イタリアが発祥で、圧力をかけ急速に抽出したデミタスカップ(3オンス程の小さなカップ)25~30ccの3口程度で飲めるコーヒーの旨み成分を凝縮したエキスのようなコーヒー。

※エスプレッソについての詳細記事はこちら

エスプレッソデーとは

iiac-japan HPより引用

色んなお店でエスプレッソデーにちなんだイベントやセミナーなどが行われているし、これを機にエスプレッソを飲んで楽しめたらBene!

イタリアンエスプレッソとは

粉の量7g±0.5g
温度67℃±3℃
抽出圧力9bar±1bar
抽出時間25秒±5秒
抽出量25ml±2.5ml
コーヒー豆5種類以上のブレンド
★イタリア本国では、エスプレッソはISO45011(農作物加工品質認証N.214)のもと、
イタリアエスプレッソ協会(INEI)によって定義付けされています。iac-japan HPより引用
見た目濃いヘーゼルナッツ色をしたクレマ(揮発性オイル成分)
香り豊かで複雑な香り
(花、果物、チョコレート、キャラメル、トースト香、スパイスの香りなどが浮かび上がる)
口当たりなめらかな丸み、やわらかさ、とろみ、しっかりした骨組み。充実し丸みのあるどっしりとしたボディ感。柔らかく、滑らかな舌ざわり。
余韻(持続性)余韻の持続時間が長く、重量感および充実感がある。花やスパイスを思わせる芳香がバランス良く含まれる。
イタリアンエスプレッソの特徴

複雑な香りだけどまとまりがあって、とにかく余韻が長い!というのがイタリアのエスプレッソの特徴ね。私はzicafeとマルカフェがイタリアで飲んでお気に入り。

IIAC国際テイスティング協会とは

『IIAC』は、1993年、コーヒーの知覚・感覚的な価値を計る科学的方法を確立し、広めていくことを目的にイタリアで設立された非営利協会です。
Iiacでは、“made in Italy”の象徴でもある“espresso”をターゲットに、テイスティングと知覚的分析の手法を蓄積し、その手法は、カフェ業界やコロンビア等の主要生産国から支持を得ています。また、設立以来、多くのトレイニングコースを実施し、日本やスペイン、アメリカ、オーストラリア等から多くの人々が参加しています。
1999年、“Italian Espresso Specialists”コースを設け、バリスタを育成し、認定しています。
協会は、大学教師、技術者、著名な専門家からなる科学的委員会とともに、コーヒー分野の様々な改革を調査、 推進しています。カフェをいかに楽しむかの秘訣やEspressoを感覚的に評価する(客観的、科学的、数字的)力をつける為のコース、資格試験を実施しています。
2008年11月には【IIAC JAPAN】が認可設立され、日本における質の高いイタリアエスプレッソの普及・発展のため、 講習会、イベント、情報発信等を実施開始。その他、スペイン、ブラジル支部も設立される等、世界に裾野を広げています。

iiac-japan HPより引用

iiacの資格はバリスタ以外の方にもオススメでテイスティング全般に活かせるし、お店のブレない味作りにも活かせる資格だと思うわ。貴重なエスプレッソも沢山飲めるし…

エスプレッソの美味しい飲み方

美味しいエスプレッソの見分け方の一つに良いクレマかどうかっていうのがあるの。

クレマとはエスプレッソの表面の泡の部分で揮発性オイル成分のこと。

きめが細かくて光に当てると艶があって直ぐに(ブレイク)壊れないことが見極めポイント。

実はお砂糖をたっぷり加え、よく混ぜてから3口ほどで飲むのが本場イタリアの飲み方
2本(6g)でビターチョコレート、3本(9g)でミルクチョコレートくらいの甘さを目安にお好みで調整してみてね。

「ブラックで飲むのがカッコイイ」「苦い、濃い」「量が少ない」と言われがちなエスプレッソですが、1口目は苦味、2口目に酸味と香り、3口目に甘味(旨味)を味わい、一番は心地の良い余韻が残るのが特徴的なコーヒーです。

もちろんブラックでもいいし、お酒を入れて飲むのも本場でもよくある飲み方です。

イタリアーノみたいにカウンターでエスプレッソをサクッと立ち飲みしていくお客さん…好きです。

エスプレッソを使ったカフェメニュー

実はエスプレッソを飲んだことがないと思っている方も知らないうちに実はエスプレッソを使ったメニューだったこともあるかもしれません。

全部エスプレッソを使ったメニューだから、確かに提供スピードも速い気がする!ドトールやタリーズの商品も実はエスプレッソが使われてる物が多いよね。

自宅でエスプレッソ

エスプレッソはやっぱりバリスタに入れてもらってハイスペックな業務用エスプレッソマシンで淹れてもらうのが理想ですが、もっと気軽に家でも毎日飲みたい!とも思いますよね。

自宅でエスプレッソを気軽に飲む方法としては2種類あります。

⒈マキネッタ(モカ)

1つはマキネッタまたはモカと呼ばれる家庭用の簡易エスプレッソ器具を使って淹れる方法。

水と極細挽きにした豆を淹れて火にかけると5分程度で淹れられます。

イタリアの家庭では毎朝マキネッタで淹れたエスプレッソとミルクを合わせてカフェラテにして飲まれています。

マキネッタはAmazonなどで気軽に手に入り、サイズと直火かIH用かだけ間違えないようにすれば大差はないので安価な物で十分だと思います。

載せているのは可愛くて小さいサイズで一番お手軽そなものをチョイスしてみています。

⒉全自動エスプレッソマシン「デロンギ」

二つ目は家庭用の全自動エスプレッソマシンを使って淹れる方法。

こちらは正直価格によってスペックはかなり変わりますし、長く付き合うことになると思うのでできるだけ頑張っていい物(できれば10万円位)の物をGETすることをお勧めします。

Amazonなどにもありますが、高価な物なので公式サイトの方が情報も沢山あってオススメです。

デロンギ公式オンラインストア

どの機種がいいですかとよく聞かれるのですが、自動で淹れてくれる事と毎日気軽に飲みたいにフォーカスするならばコーヒー豆の状態で入れられて、ミルクボトルが付いて、洗浄も電源オンもオール全自動タイプの物が結局長く使われると経験上思います。

ラテアートやってみたいと本気で思うならいっそのこと業務用マシンにした方が良いというのが結論です。

業務用のエスプレッソマシン販売やレッスンなどもできますのでご相談ください。

使用するコーヒー豆はクレマを出したいならば、ロブスタ種入りの深煎りブレンドを選ぶと出やすいです。マシンがハイスペックだと何の豆でも大抵いけます。

Salute!

本日はエスプレッソデーにちなんで色々とご紹介しました。

エスプレッソについてさらに興味を持っていただけたり、楽しんでいただけたら幸いです。

そして4月16日のエスプレッソデーはぜひお気に入りのエスプレッソを片手にお祝いしましょう!

最後まで読んでくださった方へ朗報です。オンラインストアでは毎年4月16日にエスプレッソにオススメなバリスタルブレンドがサービス価格!

最後まで読んでいただきGrazie &Amoreです♡Salute(サルーテ)!